津軽山唄 歌詞
【西通り】
○ヤーエデャー津軽 津軽富士ヤエ 冬は真白く 春 春青くヤエ 
  夏は墨染め 秋 秋錦ヤエ 衣替えする 鮮 鮮やかさヤエ

○ヤーエデャー十五や 十五や七がヤエ 十五になるから 山 山登りヤエ
  山を登るに 笛 笛吹けばヤエ 峰の小松が 皆 皆靡くヤエ


【東通り】
○ヤーエデャー ハァー雪が 雪が降るわヤエ 雪がハナーハーデァエー 
  ハァー暮れゆく ハァー年の 年の瀬にヤエ 明けりゃハナーハーデァエー
  ハァー晴れ行く ハァー鶴の 鶴の声がヤエ

○ヤーエデャー ハァー嶽の 嶽のヤエ 嶽のハナーハーデァエー
  ハァーかげの ハァー樺や 樺桜ヤエ 津軽ハナーハーデァエー
  ハァー繁盛と ハァー咲い 咲いたか樺ヤエ


<以下、歌詞のみ掲載>
○十五 十五七が 沢を登りに 独活 独活の芽かいた 独活のしろめを 食い 食いそめた

○目出度い 目出度いな 今宵目出度く 縁 縁結び 嫁は三国 一の 一の嫁 後を思わず 先 先急げ
  馬の鈴音 高 高らかに

○百沢 百沢が 五百羅漢の 五葉 五葉の松 三度拝めば 若 若くなる 俺も拝みたい 五葉 五葉の松

○浪岡 浪岡が 源如林の 銀杏 銀杏の木は 枝は浪岡 葉は 葉は黒石 花は弘前 城 城に咲く 
  種はお城の 御殿 御殿薬

○木枯し吹く頃は 時雨木の葉が 降り 降りかかる 雪も間近い 山家 山家わびしかろ  里でいとし子 寝付く 寝付く頃

○けやぐ けやぐけやぐ殿ぁ 来たなごじゃったな 珍 珍しや 何を喰(か)へようか 呑ませ 呑ませよか
  鯛か鱸(すずき)か あぶ あぶらみか 鯛も鱸も 何も 何も要らない 長く言葉を 交わし 交わしたい

○十五 十五七が 十五になるから 山 山登り 奥のお山に 木を 木を伐るに  腹も空いたし 日も 日も暮れる
  これを見せたい 我が 我が親に

○十五 十五七が 今年初めて 山 山登り 肩にまさかり 腰 腰に鉈 いたや花の木 伐り 伐りためて
  流し届けて 囲 囲い置き 末は黄金の 山 山となる

○外 外ケ浜 雪の陸奥 青い 青い森 過ぎし昔は 寛政 寛政二年 足跡残せし 高 高山彦九郎
  詠みし歌声 堤 堤川 筆としずくの 流れ 流れ水 八甲嶽の 雪 雪解けか