新潟県南魚沼市六日町

新潟・六日町にある蔵。酒は「八海山」。

酒の味を「辛い」とか「甘い」とかいうことはありますが、「八海山」は「旨い」と思います。もちろん人気のあるお酒ではありますが、六日町を訪ねてみて、「いいところだ〜!」と思わせ、そんな場所で、美味しいお酒が造られているんだ!と感じました。

八海山といえば、古くからの霊山で、修験道の山でした。山麓を訪ねると、かつての宗教村落を思わせます。

また水の良さ。周辺には「名水」として知られる水が湧いています。その一つ、藤原地区の雷電様の水を訪ねてみました。その湧き出す様子は、岩清水といった感じ。水が生まれるというのは、こういうものかと思わせました。その水は現在でも生活用の水として使われているとのこと、また下方の鎮守様・藤原神社の御神水も、その水が引かれていました。

その雷電様の水を仕込み水として、使っておられるそうです。その場所に建てられていた不動明王の石像には、300ml瓶の「八海山」がひっそりと供えられていました。

それにしても!周辺に広がる水田や用水路をのぞくと、本当に澄んだきれいな水が流れていて、本当に感動でした。


創業は大正11年。わたくしが前を通ったときは、新しい蔵を建てておられました。周囲はやはり水田が広がります。澄んだ空気、澄んだ水…このような清々しい環境で、旨い「八海山」が造られているのでしょう。

「八海山」