長野県諏訪市

長野・諏訪市は上諏訪にある蔵。酒は「本金」。

蔵は諏訪市中心街の国道20号線沿いにあります。この沿線は酒蔵が5軒並ぶ「酒蔵街道」です。そのほぼ真ん中あたりに位置しています。大変趣のある店構えは、歴史を感じさせます。創業は宝暦6(1756)年といいますので、江戸期後半です。蔵元のパンフレット等によれば、本金とは「左右対称の文字より裏表の無い商売を心がけ 常に本物を目指し皆様に喜ばれ愛飲される一番(金)の製品を醸造する事」という願いによるネーミングだそうです。


蔵の石高としては小さい方だそうです。ご家族での経営であるとうかがいました。蔵の入り口から中にかけて入ってみると、酒造の歴史の重みって、こういうものだろうな…と勝手に想像してしまいました(笑)。

わたくしが初めて訪れたのは、諏訪の地で、年に2回開催されている「上諏訪街道 呑みあるき」という催しの時です。なかなか入る機会のなかったお店の中に入って、何種類かのお酒をいただいて、お気に入りを買ってきたことがあります。

酒はどっしりとしたボディの辛口というイメージです。人気の「太一」という酒名は、杜氏さんのお名前なのだそうです。
諏訪の酒とはいえ、それほどすぐに手に入らないですが、わたくしの住まいの近くでも少しずつ買える店を見つけました。上諏訪の酒をたまには味わいたいものです。


特撰吟醸「本金」 本醸造「太一」  純米無濾過生原酒「太一」