新潟県長岡市両高

新潟・長岡市は、旧和島村にある酒蔵。
ここは良寛が生まれ、晩年は貞心尼とともに過ごした場所として知られています。

北陸自動車道を西山I.C.で下りて、国道116号線を北上すると、広がる田園の向こうに見える丘陵のはずれに、白壁の酒蔵が目に入りました。


天保元年(1830)の創業といいますので、古くから酒造を行ってこられたところです。

また、酒名である「和楽互尊」とは、5代目当主・池浦隆右衛門氏の言葉<互尊なれば和楽に到る」の精神からつけられたネーミングだといいます。


いただくと辛口の印象です。でもとても爽やかでした。
販売所は、ちょっと見あたらなかったようでしたので、和島村内の酒屋で買い求めました。

この酒は懐かしい酒です。以前、寺泊の知り合いを訪ね、民謡の話などをしていたとき、「折角来たから…」とお土産にいただいたのがこの「和楽互尊」でした。

また、越後杜氏の酒造唄を集めたCDが出されましたが、この時の録音をしたのが、この池浦酒造さまであったという話を、収録に参加された野積杜氏の方にうかがいました。

また、こちらの人気は純米大吟醸「天上大風」。良寛の書からいただいたといいます。心和ませる良寛の涼やかな書体がラベルになっており、まさに良寛の里の名酒です。

「和楽互尊」純米吟醸