岐阜県飛騨市古川町壱之町

岐阜・飛騨市古川町にある蔵。酒は「白真弓」。
創業は宝永元年(1704)といいますので、古くから酒造を続けておられる蔵元です。

この古川は、飛騨高山から15キロほど北上したところにあります。最近では、NHKドラマ「さくら」の舞台になったことも知られてます。

蔵の白壁に鯉の流れる用水、その小径にそって涼しげにゆれる柳…。趣のある街並みが続きます。

この古川で有名なのは、勇壮な「起し太鼓」で知られた「古川祭」。その様子は、古川の中心にある「起し太鼓会館」で見ることができます。

その、4月に行われる祭りにかかわる古川の男達をあらわす言葉が「やんちゃ」だそうです。

その「やんちゃ」を名にした「やんちゃ酒」もこちらの蔵で醸されています。祭りと酒はよく合いますね。が、代表銘柄は「白真弓」。

「白真弓」とは、
<志らまゆみ 斐太の細江のすが鳥の 妹に恋ふれやいをねかねる>
という「万葉集」からとられたといいます。斐太=飛騨の枕詞です。

趣のある古川の街並みによくマッチした酒蔵、そこで醸される銘酒はとても美味でした。