福井県吉田郡松岡町

福井・松岡町にある蔵。酒の名前は「黒龍(こくりゅう)」。
日本酒好きになったわたくしが、よく出かける飲み屋さんに何気なく置いてありました。これがまた、美味しい酒でした。

福井は遠く、なかなか行かれないのですが、このところ夏に出かけている岐阜・白鳥町からは、油坂峠を越えると、福井に出るのでした。そんなわけで、ある年の夏、北陸の古刹・永平寺へ行きました。よく地図を見ると、松岡町も永平寺町とは近くであり、これは黒龍酒造を見ておきたいな!と足を伸ばしたのでした。

松岡町内でも中心街にありましたが、写真の通り、大変趣きのある店の造りに、まず圧倒されそうになりました。

何でも創業は文化元年(1804)といいますから、江戸時代からの古い蔵です。「石田屋」というのは、当時の屋号だそうです。

遠くから訪ねましたので!中に入って何本か購入しました。「長野から来ました!」と申し上げたところ、「長野へは結構出してますよ」と、丁寧にお話下さいました。

折角来ましたので、「龍」の文字の入った袋に収まっている可愛らしい小瓶の酒も求めました。

こちらは、何でも地方の蔵ではありますが、他に先駆けて吟醸酒をいち早く世に送り出されておられたとのこと。
旅の思い出とともに、龍の小袋の酒と、吟醸酒を下げて店を出ました。

「黒龍」(純米吟醸)
「龍」の字入り!小瓶セット!