新潟県中魚沼郡津南町下船渡戊

新潟県津南町は信州にほど近い山里です。町内には信濃川が流れ、河岸段丘を形成していますが、その規模は日本有数であるそうです。また、国内有数の豪雪地帯として知られています。また、標高2,145mの苗場山は、信越国境の名山で、当地域のシンボルでもあります。そんな風光明媚な山里で、信濃川、飯山線、そして国道117号線がうねるように連なりますが、その国道沿いにこの苗場酒造さまがあります。

創業は、明治40年(1907年)ですから、110年を越す歴史のある酒蔵です。津南町と言えば、日本名水百選の1つとして知られる
龍ヶ窪の水があり、名水の里です。名峰苗場山の伏流水を仕込み水として、古くから土地で愛されてきたお酒が「苗場山」です。

お酒は新潟らしく、端麗でスッキリとしたものが多いようです。ショップに入ると、いろいろな造りの酒がずらっと並びます。また、酒器や、酒飲みにはありがたく、魅力的なつまみなども売られており、買い物も楽しいです。

津南町は長野から十日町へ向かう途中にあります。これまた日本有数のブランド、魚沼コシヒカリの産地、また「へぎそば」で知られる、フノリ入りのソバも名物です。信州の秘境・秋山郷へは、長野からこの津南町にいったん出てから入ることでも知られています。そんな雪深い里で愛されてきた地酒は、とても美味しいです。なかなか買えませんが、新潟へ出かけたときは、手に入れたい酒の1つです。


 
純米大吟醸「苗場山」 純米吟醸にごり酒
「苗場山
 
ロゴ入りグラス酒器