長野県千曲市戸倉

長野・千曲市戸倉にある蔵。酒の名前は「天法(てんぽう)」。

ここは、もともと「月の井」という酒が造られていた蔵でしたが、廃業。平成8年、現在の社長さんが、南部杜氏・瀬川博忠氏を迎えられ、「天法」という酒名で、新しい酒造りを始められたそうです。

「天法」とは、社長さんのお好きな言葉で、墨子の言葉で「人生を天に則る」という意味だそうです。

戸倉といえば、名湯・戸倉温泉が有名ですが、この蔵のある千本柳は、戸倉駅のあるあたりよりも更に北上、更埴寄りに位置します。五加小学校の脇をの道を進むと、昔ながらの家々が集まる集落の中にひっそりとありました。

少し西へ進むと、もうそこは「千曲川」の堤防が見えてきました。
蔵は、白壁に取り囲まれた印象的な通り道をつくっていて、その入り口の門は、「月の井」時代からのものでしょうか、歴史を感じさせるたたずまいでした。


このお酒、全国的に知られるところとなり、あちこちにファンがおられるとのことです。

わたくしの知り合い(=飲み友だち?)にも、天法ファンは多いです。わたくしの好きな飲み屋さんで天法をいただいていると、マスターが「この前、瀬川杜氏さんがお見えになられた…」とのお話。そうしたお話をお聞きしながら、飲む酒もいいものです!

「天法」純米吟醸 純米大吟醸「瀬川」

※天法酒造は操業をやめた模様?