場 所 福井県大野市上内波 泉 質 ナトリウム炭酸塩泉 日帰り入浴の営業時間 11:00a.m.〜5:00p.m. (土日・祭日は10:00a.m.〜) 料 金 600円(60歳以上は500円) 定 休 日 なし |
奥越前の水の郷・福井県大野市から岐阜県白鳥へ向かう国道を進むと、だんだん山がせまってきます。途中、左折する道には「鳩ヶ湯」の看板が見えます。そこを進むと、打波白山神社の大カツラがあり、さらに進むと、秘湯へと着きます。 この湯は文字尾通り山鳩が傷を癒している湯を見つけ、これが温泉の湯であることが分かり、江戸時代には土地の浴場として、明治時代には湯の宿として営業し始めたとそうです。しかし、昭和36年の北美濃地震により、集落の人々は土地を離れ、この宿だけが残ったとのこと。秘湯として知られてきた湯宿でしたが、先代のご主人が急逝、100年続いた宿は「廃業」となってしまいます。ところが、現在のオーナーさんの努力により、日帰り施設として、そしてついに宿泊棟も完成して、グランドオープンしたのは平成28年9月1日のことでした。 石で組まれた扇形の浴槽。タイル張りが心地いい。少し深めな感じなのも昔風?(笑)浴槽の石には析出物の結晶が見られ、温泉成分の濃さの証拠であるようです。 お湯はほんのり塩辛さがあります。泉質はナトリウム炭酸塩泉とのこと。こういう泉質は保温性が高い名湯。13kmという距離も価値ありだな!と思わせるひとときでした。 この地域はかなりの豪雪地だそうです。周囲には人は住んでいないそうです。しかし、この湯宿の裏には神社があります。おそらく当地の鎮守であったのでしょう。 長野からはめったに行けないですが、近くに行ったら、また訪ねたい湯宿です。 |