場   所
   
長野県松本市安曇

泉   質
 
   
単純硫化水素
白骨温泉は、松本市から岐阜方面、上高地へ向かう山中にあり、北アルプスに抱かれた秘湯中の秘湯。「白骨」は、かつて「白船」と書いて「しらふね」と呼ばれていたといいます。それは浴槽が石灰分の結晶で白いなることから、このように言われたのだそうです。

忘れられないのは、大正2年、中里介山の長編小説「大菩薩峠」に登場したことから、一躍有名になり、小説で書かれた「白骨温泉」がそのまま、現在まで呼び続けられることになったのだそうです。
そしてこの湯に、3日入ると3年風邪をひかない」とまで言われるほど、効能が高いことで知られています。

ここ、泡の湯旅館は、地下100mから自噴している源泉が使われているそうです。有名な大野天風呂で知られますが、その浴場へ入るところに、この飲泉場が作られていました。野天風呂の湯は空気に触れて白濁してますが、この湯は澄んでいます。

味は炭酸があるのでしょうか、少しピリッとします。胃腸などに効くようです。