<群馬県吾妻郡長野原町長野原>
諏訪神社春祭/4月25日  長野原まつり/7月20日(海の日)


獅子舞・本舞 獅子と囃子
獅子舞〜御幣を持った舞 道化の火吹男
(2002年7月20日・長野原まつり)

長野原獅子舞は大正末期に吾妻町大柏木より伝授、諏訪神社祭典に舞われるようになったそうです。その後、昭和初期に浅草から獅子頭を購入。戦時中の中断を経て、戦後前橋の師匠から手ほどきを受け、昭和23年、各戸への悪魔払い巡回を始めたそうです。この時、現在まで獅子を伝えている「長野原文化会」が設立されたそうです。そして現行の4月25日の祭礼に奉納されるようになったのは昭和31年から。
獅子の芸は、幌をまとい翻すように舞う本舞は、御幣を持つ祈祷の舞からスタートします。また火吹男がからむ道化の舞は笑いを誘います。江戸の太神楽芸をよく伝えるものです。楽器は篠笛、桶胴、締太鼓、鉦が用いられます。桶胴と締太鼓は複数で打たれます。
奏演は上述の通り、4月の例祭が基本ですが、今回は夏の「長野原まつり」に出演されたものを見学しました。暑い中の舞は、大変な熱演でした。