ここでは、線翔庵の音楽室の棚にあるものをご紹介します。


ゴッタン〜謎の楽器をたずねて〜
CBSソニー   25AG 247(レコード) <1978>
<A面>
1 お夏くどき(よのえぶし)  2 島ぶし  3 明烏(おちえぶし)  4 小野小町(おちえぶし)  5 はんやぶし  6 話
<B面>
1 鹿児島よさこい〜蜜柑くどき〜夜這いくどき  2 賽の河原〜だらけ(おちえぶし)  3 三下り  4 話  5 荷方ぶし  6 とっちんぶし  7 お末くどき(よのえぶし)

亡くなられた・荒武タミ女史によるゴッタンの演奏と歌。数え唄の形式の《よのえ節》は物語。《おちえぶし》は《大津絵節》でやはり物語を口説きで。楽しい《はんや節》《三下り》もいいですが、やはり念仏唄の《荷方ぶし》がしみいります。CDに復刻されないものでしょうか…。

邦楽百科CDブック U 日本の音 声の音楽 2  (日本伝統音楽芸能研究会 編)
音楽之友社  <1999>
この「日本の音」のシリーズは5冊からなり、各巻ともCDが付いている。音源は国立劇場。

第2巻には「声の音楽」として、箏曲から小唄、俗曲、端唄、琵琶など多数のジャンルの中、ゴッタンとしては、荒武タミ女史による《荷方節》が収録されています。

なお本編には、鷲尾星児氏による「薩摩の庶民音楽ゴッタン《荷方節》」という一文が掲載。