長野県下伊那郡天龍村

長野県下伊那郡天龍村は、文字通り天竜川沿いに点在するいくつかの集落からなっています。

やはり、三遠信の接するあたりで、国道とJR飯田線と天竜川がうねるように村内を走っています。 天龍村には、夜を徹して行われる古い霜月神楽、向方のお潔め祭、坂部の冬祭、大河内の霜月神楽が残されています。

どの土地も天竜川右岸の急峻な斜面を一気に駆け上がったような所に点在しています。これらのまつりの、芸能の分類は「神楽」。かまどに湯を沸かし、その周りで様々な芸能が繰り広げられる「湯立神楽」と いうジャンルになります。

天竜川の左岸にあたる遠山郷の「遠山霜月祭」、隣の愛知県富山村大谷の「御神楽祭」、同県「花祭」、静岡県は水窪町の「霜月神楽」、佐久間町の「花の舞」等々、散在するまつりと同系といえましょう。印象としては、かなり古態をとどめているような感じです。


 
まつり 場所 月日 時間
向方のお潔祭 向方 天照皇太神社 1月3〜4日 午後2:00〜(翌日)午前5:00 
坂部の冬祭 大森山 諏訪神社 1月4〜5日 午後6:00〜(翌日)午前10:00
大河内池大神社例祭 大河内 池大神社 1月5〜6日 午後5:00〜(翌日)午前3:00